会場装飾に対する書き込みへの対応のご報告と参加者のみなさまへのお願い

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会場装飾に対する書き込みへの対応のご報告

今回開催、PHPerKaigi 2025では会場に撮影スポットとして大きなボードの装飾を用意しました。このボードは今回のカンファレンスのWebデザインを基本モチーフに、参加者のSNSアイコンを敷き詰めたデザインになっていました。そして、最終日、day2の朝にはペンを用意し、このボードにみなさんの参加記録を残してください、ということで落書きOKとしました。

最終的にたくさんの方に書き込みを頂いたのですが、その中にある参加者(以下、参加者A)のSNSアイコンに落書きしたものがありました。このSNSアイコンは参加者Aの顔の実写であり、落書きの内容は幼稚で低レベルなものでした。

最終的に落書きをした参加者(以下、参加者B)はみつかり、PHPerKaigi 2025実行委員長 長谷川のX(Twitter)アカウントから注意のポストをしました。このポストは参加者Bへの注意でもありますが、PHPerKaigiはこのような行為を許容しないという宣言でもありました。そのためDMなどではなく通常の公開ポストとして投稿しました。

その後、参加者Bによる反省と謝罪のブログエントリが公開されました。これを拝見し、長谷川は参加者Bが長谷川の依頼である「反省と二度としないこと」を理解し、改めて頂けるとお約束頂いたと判断し、参加者BとPHPerKaigi主宰としての長谷川の間の問題は解決したと考えました。

長谷川の公開ポストには落書きを含むポストのスクリーンショットを添付していましたが、この写真を将来的に参加者Aが見てしまい悲しい思いをして欲しくなく、また、参加者Bにとって、インターネット上に半永久的に残ってしまうような形になることも本意ではないため、当該ポストは削除しました。

参加者のみなさまへのお願い

今回の問題の原因は、参加者Bが参加者Aに対して敬意と礼儀をもって当たっていなかったことと長谷川は考えています。「そこにSNSアイコンとペンがあったから(でありペンが無ければ良かった)」という考え方もできるかもしれませんが、長谷川は「そこにSNSアイコンとペンがあってもこのような落書きはしない」方たちだけでPHPerKaigiを創りたいと考えています。

PHPerKaigiでは初回開催からチケット購入/発券時にPHPerKaigi行動規範への同意をお願いしています。PHPerKaigi行動規範は一般的なカンファレンスの行動規範と比較するとシンプルです。(一部抜粋。全文はこちら。)

我々(PHPerKaigi実行委員会)はすべての参加者がそのイベント・コミュニティから歓迎され、楽しんで頂くことをめざしています。

そのためには、PHPerKaigi および関連イベントにおける主催者やスタッフ、登壇者、スポンサー、出展者、観客などのすべての参加者の皆様は、本行動規範に則って他の参加者に対して敬意と礼儀をもってイベントに参加いただくようにお願いいたします。

PHPerKaigi および関連イベントでは全ての人を歓迎します。そのために、他の参加者が不快に感じる行為はそれがどのような形であっても許容いたしません。

参加者の皆さまは他の参加者の様々な背景に配慮してください。あなたの何気ない発言や行動で悲しむ人がいるかもしれません。注意深く、優しく振る舞ってください。

我々運営は参加者の皆さまの権利を守るため、規範に反する方へ注意だけではなくカンファレンスから退場させたり、場合によっては法的機関への相談など、適切と思われる対応を行います。

この行動規範は、PHPerKaigiはこういう場であるという認識を参加者全員の共通認識とするためのものであり、PHPerKaigiの願いでもあります。

参加者のみなさんの中で行動規範を読んでいなかった、または理解していなかった方がいらっしゃれば、次回チケット購入/発券時には改めて行動規範をご確認頂くことをお願いします。また、従来からお願いしていますが、スポンサーチケットなどで複数枚のチケットを発券する場合も、必ず来場者ご本人が行動規範を読み、確認・理解した上で発券頂ける様にお願いします。

PHPerKaigiとしても、今後の開催ではパンフレットやオープニングなどの場で行動規範に込められた想いや願いを説明・共有し、みなさんがより安心して楽しく過ごせる場にできる様に努力しようと思います。

PHPerKaigi 2025 実行委員長
長谷川智希